英語のリスニングは、毎日聞き流しているのに伸びている実感だけが出てこない、という声がいちばん多いところです。
私は英語を人に教える側にいるコーチで、TOEIC L&Rは990点を持っています。日々の指導でもリスニングの相談がいちばん多いです。
この記事では、英語コーチングの各社が公式サイトで公開している手順を2026年9月11日に確認したうえで、リスニングを伸ばす順番として並べ直します。
確認したのはENGLISH COMPANY、STRAIL、シャドプラス、そしてTOEIC L&Rを運営するIIBCの、それぞれの公式ページを読みました。公式に書かれていなかった項目は、それらしい手順で埋めずに「公式ページには記載がありませんでした」とそのまま書きます。
金額はすべて公式の表記どおりで、税込か税抜かも公式の表記に合わせて書きます。
読み終えたときに、「今日から自分は何をどの順番でやればいいのか」が1本の線としてつながっている状態を目指します。
【結論】リスニングの伸ばし方は、音が取れないのか意味が追えないのかを分けるところから始まります
結論から書きます。リスニングの伸ばし方で最初にやるのは、教材選びでも聞き流しでもなく「自分がどこでつまずいているかの切り分け」です。
英語コーチングの各社が公式サイトで共通して置いているのが、この切り分けの工程です。ENGLISH COMPANYの公式サイトには、次の一文があります。
「たとえば『リスニングが苦手』とひとくちに言っても、その原因はさまざま。それを細かく分析しないままでは、最短ルートで英語力を伸ばすための本当に最適な解決策はわかりません」という記載です。
| 順番 | やること | どの公式情報に書かれているか |
|---|---|---|
| ①切り分け | 音が取れないのか、意味が追えないのかを分ける | ENGLISH COMPANY「課題や弱点を正確に見極めてピンポイントで解決」 |
| ②音の層 | 音声変化のルールを覚え、ディクテーションで穴を見つける | ENGLISH COMPANY Phase 2 の記載 |
| ③意味の層 | チャンク単位で前から意味を取る | シャドプラス STEP2 チャンク |
| ④自動化 | シャドーイングで音声知覚と理解の処理を自動化する | ENGLISH COMPANY Phase 3・Phase 4 |
| ⑤測定 | スコアや診断で伸びを外から測る | IIBC「リスニング5〜495点」の記載 |
この5つの順番を入れ替えると、同じ時間をかけても手応えが出にくくなります。とくに④のシャドーイングを①〜③を飛ばして始めるのが、いちばん多い遠回りです。
出典はENGLISH COMPANYの公式サイトで、2026年9月11日に確認しました。
リスニングが伸びない原因は「音声知覚」と「意味理解」の2層に分かれます
リスニングの伸ばし方を考えるとき、専門家はこの作業を2つの層に分けます。音を音として取る層と、取った音から意味を組み立てる層です。
ENGLISH COMPANYの公式サイトは、この2層を学習フェーズという形で明示しています。公式の記載では「聞き取る力」を音声知覚と呼んでいます。
Phase 2の説明は「リーディングのスピードは速いものの、音になると聞き取れない状態です。音声変化のルールを覚えてディクテーションを繰り返し、聞き取る力『音声知覚』を養います」です。
Phase 3の説明は「音の聞き取りはなんとかできるものの、内容理解が追いついていない状態です」となっています。
つまり、同じ「聞き取れない」でも、Phase 2の人とPhase 3の人では打つ手がまったく違います。ここを一緒くたにするから、教材を変えても変化が出ないのです。
STRAILの公式サイトにも、この分析の深さを示す受講者の声が掲載されています。
「単純に『リスニングが苦手ですね』というような表面的なものではなく、『リスニングのプロセスのこの過程でこういった理由から聞き取れていないと考えられます』というような非常に深い分析でした」という記載です。
英語コーチとして見ても、この2層の切り分けはリスニング指導の土台です。ここを飛ばした指導は、当たるかどうかが運になります。
出典はSTRAILの公式サイトです。
リスニングの伸ばし方①|ディクテーションで自分の穴を先に見つけます
最初の一手は、聞き流しをやめて、聞こえた英文を紙に書き取ることです。これがディクテーションです。
ENGLISH COMPANYの公式サイトは、ディクテーションを次のように定義しています。「聞こえた英文を紙に書き取るトレーニング。自分が聞き取れていない箇所やその傾向を発見し、聞き取りの精度を高めていける」です。
ここで大事なのは、ディクテーションを「練習」ではなく「測定」として使う点です。全部書き取れることが目的ではなく、書き取れなかった場所の傾向を見るために書きます。
- 1分程度の音源を1本選ぶ(すでに内容を知っているものは使わない)
- 止めながらでいいので、聞こえたとおりに全文を書き取る
- スクリプトと突き合わせ、落ちた語に印を付ける
- 落ちた語が「知らない単語」なのか「知っているのに聞こえない語」なのかで分ける
この4つ目の分け方が、そのまま次の一手を決めます。知らない単語が多いなら語彙の問題で、知っているのに聞こえない語が多いなら音の問題です。
知っている単語が聞こえないとき、原因のほとんどは音声変化です。文字で知っている形と、実際に流れてくる音の形が違うから、脳が照合に失敗しています。
なお、この4ステップの回し方は私が指導で使っている手順で、ENGLISH COMPANYの公式サイトが手順として提示しているものではありません。公式が示しているのはディクテーションの定義と、それを行うフェーズです。
リスニングの伸ばし方②|音声変化のルールを先に入れてから聞き直します
音が取れない層にいる人が次にやるのは、音声変化のルールを覚えることです。ここは知識で埋められる部分なので、伸びが早く出ます。
ENGLISH COMPANYの公式サイトは音声変化を「ネイティブ特有の省エネ型の発音。法則性を理解して発音練習を繰り返すことで、聞き取りが楽になる」と説明しています。
シャドプラスの公式サイトには、音声変化の具体例として「did you → ディジュ」という表記が、利用者の声の中に出てきます。
この「知っていれば聞こえるが、知らないと永久に聞こえない」タイプの音が、リスニングの伸ばし方では最初の関門になります。聞く量を増やしても自然には解決しません。
シャドプラスの公式サイトでは、失敗パターンの1つ目として次の記載があります。「英語の音声変化(リンキング、弱形など)を理解せずに始めると、自然な英語発音に近づけていくことができません」です。
リンキングと弱形という2つの語が公式に挙がっているとおり、まずはこの2種類を押さえるのが実務的です。
ルールを入れたら、①で書き取れなかった箇所だけをもう一度聞き直します。ここで「あ、そう言っていたのか」が起きれば、その音はもう取れる音に変わっています。
出典はシャドプラスの公式サイトです。
リスニングの伸ばし方③|チャンクで前から意味を取る練習を挟みます
音が取れるようになっても内容が残らない人は、意味の層で詰まっています。ここで効くのがチャンクという単位です。
シャドプラスの公式サイトは、4ステップの2番目をこう説明しています。「意味のまとまり(チャンク)ごとに区切られた英文を用いて、聞いたそばから内容が思い浮かぶ状態にします」です。
ENGLISH COMPANYの公式サイトも、チャンクリーディングを「英文を意味のかたまり(チャンク)ごとに理解していく読解法。日本語訳に頼らずに英語を文頭からイメージで読めるようになる」と定義しています。
読む側の話に見えますが、リスニングの伸ばし方としてここが効くのは、音声が「戻れない」からです。返り読みの癖が残っている限り、音声には永久に追いつけません。
ENGLISH COMPANYのPhase 1の説明も、この癖を名指ししています。「英語をきれいな日本語に訳そうと『返り読み』をして、スピーディーに読めていない状態です」という記載です。
- スクリプトをチャンクごとにスラッシュで区切る
- 区切りの単位で、日本語に訳さずに絵が浮かぶかだけを確かめる
- 浮かばないチャンクに印を付け、そこだけ語彙と文構造を確認する
- もう一度音声だけで聞き、同じ順番で絵が出るかを見る
訳せるかどうかは見ません。訳せることと、聞きながら意味が立ち上がることは別の能力だからです。
この工程を飛ばすと、次のシャドーイングが「音の物まね」になります。公式が失敗パターンの2つ目として挙げているのが、まさにそれです。
リスニングの伸ばし方④|シャドーイングは準備を終えてから始めます
ここでようやくシャドーイングです。順番としては4番目で、最初にやるものではありません。
シャドプラスの公式サイトは、トップに「シャドーイングは準備が9割。」という言葉を置いています。そして4ステップの並びを「単語」「チャンク」「リピーティング」「シャドーイング」と明記しています。
| ステップ | 公式サイトの説明 |
|---|---|
| STEP1 単語 | 英文に含まれる重要な単語やフレーズについて、意味と発音を確認します |
| STEP2 チャンク | 意味のまとまりごとに区切られた英文を用いて、聞いたそばから内容が思い浮かぶ状態にします |
| STEP3 リピーティング | モデル音声に続いて、チャンクごとに意味を想起しながら音読練習をします |
| STEP4 シャドーイング | 内容がしっかりと理解でき、リピーティングもできるようになった状態で取り組みます |
注目したいのは、シャドーイングにも2種類ある点です。ENGLISH COMPANYの公式サイトは、この2つを別のフェーズに割り当てています。
プロソディー・シャドーイングは「流れる音声のあとに続いて少し遅れてリピートしていくシャドーイングのうち、音声だけに集中して行なうもの。音声知覚の自動化が促される」と定義されています。
コンテンツ・シャドーイングは「意味や内容を思い浮かべながらリピートするシャドーイング。負荷は高いが、理解の処理の自動化が促される」です。
音がまだ怪しい人はプロソディー、音は取れるが内容が残らない人はコンテンツ。同じシャドーイングでも、狙う層が違います。
シャドプラスの公式サイトは、シャドーイングを「プロの通訳トレーニングにも使われ、科学的にも効果の実証されている王道のリスニング強化法」と説明しています。
また公式は、シャドーイングを正しく行うには「語彙・文法の十分な知識」「音声変化への対応」「意味処理」などの一定の知識やスキルが必要だと書いています。この3つが、そのまま①〜③の工程に対応しています。
リスニングの伸ばし方でつまずく、公式が挙げる3つの失敗パターン
シャドプラスの公式サイトは、シャドーイングの失敗パターンを3つに整理して公開しています。指導の現場で見る失敗も、ほぼこの3つに収まります。
| 失敗パターン | 公式サイトの記載 | 対応する工程 |
|---|---|---|
| 01 | 抑揚やリズム、音声変化を無視して、カタカナ発音でスピードについていくだけ | ②音声変化のルール |
| 02 | 文章の意味理解を伴わないまま、ひたすら音だけを真似する | ③チャンクで意味を取る |
| 03 | 洋画やスピーチなど、自分のレベルに対して難しすぎる教材でシャドーイングを行う | 教材の選び直し |
02について、公式は「意味の分からない音を真似するだけでは、脳は『意味のない雑音』として処理してしまいます」と書いています。
03の教材選びは、リスニングの伸ばし方の中でいちばん自己判断が外れるところです。好きな映画で始めたくなりますが、公式は難しすぎる教材を明確に失敗として挙げています。
目安としては、スクリプトを見れば意味が分かるが、音声だけだと数か所引っかかる、くらいが適量です。この目安は私が指導で使っているもので、公式が数値として示している基準ではありません。
逆に、スクリプトを見ても意味が取れない教材は、リスニングの教材ではなく読解の教材です。音の練習には使えません。
リスニングの伸ばし方を段階別に並べた表(公式のフェーズ区分から)
ENGLISH COMPANYの公式サイトは、学習フェーズをPhase 0からPhase 8まで置いています。そのうちリスニングに直結する部分を抜き出しました。
| フェーズ | 公式サイトが書く状態 | 優先するトレーニング |
|---|---|---|
| Phase 0 | 中学や高校で学んだ英語の知識をかなり忘れてしまっている状態 | 基本単語とパターンプラクティス |
| Phase 1 | ゆっくり読めば理解できる。返り読みをしていてスピーディーに読めていない | チャンクリーディング、サイトトランスレーション |
| Phase 2 | すばやく読めるが、音になると聞き取れない | 音声変化のルール、ディクテーション |
| Phase 3 | 音声知覚ができているが、内容理解が追いついていない | プロソディー・シャドーイング |
| Phase 4 | 理解の処理がすばやくできるが、脳に余裕がなく次の行動に移れない | コンテンツ・シャドーイング |
| Phase 5 | 記憶にとどめておけるが、うまく話したり書いたりできない | コミュニケーション・ストラテジー、クイックライティング |
この表の使い方はひとつだけで、自分が今どの行にいるかを決めて、その行の訓練だけをやることです。下の行を先取りしても効きません。
公式サイトは「現在地(=学習フェーズ)によって最適な学習は異なります」と書き、続けて「リーディングスピードに問題があるのならチャンクリーディングを。音を聞き取るのが苦手ならディクテーションを」と具体例を挙げています。
なお、この表のフェーズ区分はENGLISH COMPANYの公式サイトに掲載されている一例として示されているもので、すべての受講者が同じ順番で進むという記載ではありません。
Phase 6からPhase 8は「正確に話し、書くことができる」「流暢に話し、書くことができる」「複雑に話し、書くことができる」とだけ書かれており、具体的なトレーニング名の記載はありませんでした。
リスニングの伸ばし方を1人で回すか、人に見てもらうかの分かれ目
ここまでの手順は、独学でも回せます。ただし独学には、自分のフェーズを自分で判定しなければならないという弱点があります。
この判定を人にやってもらう選択肢が、英語コーチングです。金額の目安を公式サイトの表記どおりに並べます。
| サービス | 公式サイトの料金表記 | 公式サイトが書く位置づけ |
|---|---|---|
| ENGLISH COMPANY パーソナルトレーニングコース 90日間集中プログラム | 入会金55,000円+受講料561,000円(いずれも税込) | 週2回のトレーニングを3ヶ月間 |
| ENGLISH COMPANY 同 180日間集中プログラム | 入会金55,000円+受講料679,800円(いずれも税込) | 週1回のトレーニングを6ヶ月間 |
| シャドプラス バリュープラン | 月額4,378円(税込/税抜3,980円) | 7日間無料トライアルの対象 |
| シャドプラス フィードバックプラン | 月額21,780円(税込/税抜19,800円) | シャドーイング音声の添削つき。無料体験の対象外 |
桁が2つ違うので迷いやすいところですが、この2つは買っているものが違います。アプリは手順と教材を、コーチングは判定と設計を売っています。
ENGLISH COMPANYの公式サイトには、教材費と発送事務手数料が別途かかる旨と、ウィークリー英会話ブーストが別料金(月額14,960円)である旨が書かれています。
また、パーソナルトレーニングコースには30日間返金保証があり、公式の条件は「受講開始日から30日以内に申請いただければ、初回納入受講料をご返金いたします」です。適用の条件があるため、申し込み前に公式ページで確認してください。
判定だけを外注したい人向けの選択肢もあります。STRAILは、公式サイトが「学習プランニングに特化した"超効率型"英語コーチング・コンサルティング」と自己紹介している形のサービスです。
STRAILの受講料金は、2026年9月11日に確認した時点で、公式サイトの生のHTMLを検索しても金額が1件も見つかりませんでした。金額は公表されていないため、公式の無料体験や問い合わせで確認することになります。
リスニングの伸びをTOEIC L&Rで測るときに知っておくこと
リスニングの伸ばし方を続けるうえで、外から測る物差しは要ります。日本でいちばん手に入りやすいのがTOEIC L&Rのリスニングスコアです。
IIBCの公式サイトによると、TOEIC L&Rは「リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テスト」です。
| パート | 形式 | 問題数 |
|---|---|---|
| Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
| Part2 | 応答問題 | 25問 |
| Part3 | 会話問題 | 39問 |
| Part4 | 説明文問題 | 30問 |
Part3とPart4で69問、リスニング100問の約7割を占めます。ここは1回しか放送されないうえ、設問を読む作業も同時に走るため、意味の処理速度がそのまま点数に出ます。
公式の記載でも、Part3は「2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される」、Part4は「アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される」となっています。
スコアについては「リスニング5〜495点、リーディング5〜495点、トータル10〜990点のスコアで5点刻みで表示されます」と書かれています。
測るときの注意点は1つで、1回のスコアで判断しないことです。公式は、このスコアが素点そのままではなく「スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点」であると明記しています。
また公式には「誤った解答は減点されませんので、答えに迷った場合でもどれか1つにマークすることをお勧めします」という記載もあります。
出典はIIBCの公式サイト(テストの形式と構成)で、2026年9月11日に確認しました。
リスニングの伸ばし方を1日15分で回すときの組み立て方
続かない原因のほとんどは、1回あたりの時間を長く取りすぎることです。時間を確保しようとした日に限って、開かなくなります。
シャドプラスの公式サイトは、学習量の目安を「1日15分から取り組める」と案内しています。4ステップを1本通す想定の時間として読めます。
- 0〜3分=知らない語の意味と音を確認する(STEP1に相当)
- 3〜7分=チャンクごとに意味の絵が浮かぶか確かめる(STEP2に相当)
- 7〜11分=モデル音声に続いて声に出す(STEP3に相当)
- 11〜15分=音声に重ねて追いかける(STEP4に相当)
この分刻みの配分は私が指導で使っている組み方で、公式が時間配分として示しているものではありません。公式が示しているのは「1日15分から」という総量と、4ステップの順番です。
教材の量については、シャドプラスの公式サイトに「無料トライアルを開始した時点で200本以上の教材にアクセスできます。さらに、毎週10〜15本の新規教材が追加配信されます」と書かれています。
教材の出どころは、The Japan Times Alphaの記事、ロイター配信のニュース動画、オリジナル教材の3つと記載されています。
1日15分の枠を守るうえで効くのは、開く場面を固定することです。時間ではなく場所に紐づけると、判断の回数が減ります。
リスニングの伸ばし方について、公式に書かれていなかったこと
2026年9月11日時点で、4社の公式サイトを読んでも埋まらなかった項目を正直に並べます。ここを推測で埋めると、記事全体の信用が落ちます。
- ディクテーションを1日何分・何本やればいいかという分量の目安
- 音声変化のルールが全部で何種類あるかという分類の数
- 各フェーズを抜けるのにかかる期間の目安
- プロソディー・シャドーイングからコンテンツ・シャドーイングへ切り替える判断基準
- シャドプラスの1本あたりの教材の長さ(秒数や語数)
- STRAILの受講料金(公式サイトの生のHTMLに金額の記載が1件もありませんでした)
とくに3つ目の「期間の目安」は、いちばん聞かれるのに公式が数字を出していない項目です。各社とも、期間は受講者ごとに異なる前提で書いています。
ENGLISH COMPANYの公式サイトが期間として明示しているのは、コースの受講期間である90日間と180日間です。この2つについて公式は「ご提供している内容は全く同じものですので、学習効果に違いはございません」と書いています。
自習時間についても記載があり、公式は「一般的な英語コーチングスクールの半分以下である1日1時間〜1時間半程度」という書き方をしています。
リスニングの伸ばし方に関するよくある質問
聞き流しはリスニングに効果がありますか
聞き流しの効果について、今回確認した4社の公式サイトに明確な記載はありませんでした。ただしシャドプラスの公式サイトは、意味理解を伴わない音の反復について「脳は『意味のない雑音』として処理してしまいます」と書いています。
意味が分からないまま流す時間は、この記載に照らすと優先度が低くなります。
シャドーイングだけをやってもいいですか
シャドプラスの公式サイトは「シャドーイングは準備が9割。」と書き、単語・チャンク・リピーティングの3ステップを前段に置いています。いきなりシャドーイングをすることは、公式が失敗パターンとして挙げている形です。
リスニングの教材は洋画やドラマでもいいですか
公式が挙げる失敗パターンの3つ目が「洋画やスピーチなど、自分のレベルに対して難しすぎる教材でシャドーイングを行う」です。難しすぎる場合は避けたほうがいい、というのが公式の立場です。
楽しみとして観るのは自由ですが、訓練の教材とは分けて考えるほうが安全です。
TOEICのリスニングはどのパートから対策すべきですか
IIBCの公式サイトの構成表では、Part3が39問、Part4が30問で、リスニング100問のうち69問を占めます。問題数の配分だけで見れば、この2つの比重が大きいことになります。どのパートから対策すべきかについての記載は、IIBCの公式サイトにはありませんでした。
リスニングを伸ばすのにどれくらいの期間がかかりますか
今回確認した公式サイトに、リスニング単体で何か月という期間の記載はありませんでした。伸び方には個人差があるため、期間を約束する書き方は公式も避けています。
公式が数字で示しているのは、コースの受講期間(90日間・180日間)と、アプリの学習量の目安(1日15分から)です。
まとめ|リスニングの伸ばし方は、順番を1つずつ確かめることに尽きます
リスニングの伸ばし方をひとことでまとめると、「切り分ける→音のルールを入れる→意味を前から取る→シャドーイングで自動化する→スコアで測る」です。
| 工程 | やること | 終わったと判断する目安 |
|---|---|---|
| ①切り分け | ディクテーションで落ちた語を分類する | 落ちた語が語彙か音かに分けられた |
| ②音のルール | リンキングと弱形を押さえて聞き直す | ①で落ちた箇所が聞き取れた |
| ③意味 | チャンクごとに絵が浮かぶか確かめる | 訳さずに順番どおり意味が立つ |
| ④自動化 | プロソディーまたはコンテンツのシャドーイング | 追いかけながら内容が残る |
| ⑤測定 | TOEIC L&Rなどで外から測る | 複数回の結果で傾向が見える |
この順番は、私が勝手に作ったものではありません。英語コーチングの各社が公式サイトで公開している手順を並べ直すと、こうなります。
1人で回すなら、まずは1日15分でシャドーイングの4ステップを1本通すところからです。手順つきで回したい場合はシャドプラスに7日間の無料トライアル(バリュープランかつ初めてアプリを利用する方が対象)があります。
自分のフェーズ判定から人に任せたい場合は、ENGLISH COMPANYの無料体験で課題分析を受けるという選択肢もあります。
どちらを選ぶにしても、順番を守ることが先です。工程を飛ばすと、かけた時間がそのまま結果に変わりません。
本記事の情報は2026年9月11日時点で、ENGLISH COMPANY、STRAIL、シャドプラス、IIBC(TOEIC Listening & Reading Test)の各公式サイトを確認して作成しました。
金額や条件は改定されることがあるため、申し込み前に公式ページをご自身でご確認ください。
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コメント一覧 (3件)
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