ロゼッタストーン・ラーニングセンターという名前は聞いたことがあるけれど、あの語学ソフトの「ロゼッタストーン」と何が違うのか、そもそも何をする場所なのかが分からない。この状態で止まっている方は多いと思います。
私は英語を人に教える側にいるコーチです。このスクールには自分で通った経験がないので、この記事に体験談は一切入れません。
この記事で扱うのは、2026年9月11日にロゼッタストーン・ラーニングセンターの公式サイト(トップページ、学習スタイル、無料体験レッスン、ハミングバード、受講生の声、法人研修、運営会社の会社概要)を読んで確認できた記載だけです。
公式ページを読んでも埋まらなかった項目は、それらしい数字で埋めずに「公式ページには記載がありませんでした」とそのまま書きます。
金額の扱いは最小限にとどめます。料金の全体像は別記事の担当なので、ここでは前提として1か所だけ、税込表記で触れます。
読み終えたときに、「このスクールが何を提供していて、レッスンの50分と、その前後の時間に何が起きるのか」が具体的に見えている状態を目指します。
【結論】ロゼッタストーン・ラーニングセンターとは「講師が記録を取るマンツーマン英会話」です
結論から書きます。ロゼッタストーン・ラーニングセンターの正体は、1回50分のマンツーマン英会話レッスンに、「記録」と「復習」の仕組みを丸ごと付けたサービスです。
公式サイトがトップページで最初に掲げている売り文句が、そのまま性格を表しています。「レッスン中は“100%”会話に集中 講師が録音・ノートシステムで学習を記録 だから、トコトン話せる」という3行です。
| 構成要素 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| レッスン形式 | マンツーマン/1コマ50分 |
| レッスン中の記録 | 会話の書き起こし・新出単語とその意味を講師が「レッスンノート」に記録 |
| 音声 | レッスンは自動録音され、何度でも復習が可能 |
| 予習・復習 | AI学習システム「Views」がテキストとレッスンノートに連動した生成問題を出す |
| 進捗の確認 | 約10レッスンごと、各レベルで合計3回のフィードバックレッスンとレポート |
| 伴走役 | 専門カウンセラー(キャリアナビゲーター)がスケジューリングと予習・復習のタイミングを設計 |
つまり買っているのは「話す50分」だけではありません。話した内容が文字と音で残り、その残ったものから次の問題が作られる、という一連の流れが商品です。
出典はロゼッタストーン・ラーニングセンターの公式サイトで、2026年9月11日に確認しました。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターを運営している会社と、その成り立ち
サービスの中身を見る前に、誰が運営しているかを押さえておきます。ここが分かると、コースの並び方の理由も見えてきます。
公式サイトのフッターから運営会社の会社概要にたどると、運営元は株式会社リンクアカデミー(Link Academy Inc.)でした。
| 項目 | 会社概要の記載 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社リンクアカデミー(Link Academy Inc.) |
| 設立 | 1995年12月15日 |
| 資本金 | 100,000,000円 |
| 株主 | 株式会社リンクアンドモチベーション 100% |
| 代表取締役社長 | 横山 丈二 |
| 本社 | 東京都中央区銀座4丁目12-15 歌舞伎座タワー 15F |
| 事業内容 | PCスキルの獲得や資格取得をワンストップでサポートし、個人のキャリアアップを支援する総合キャリアスクール |
沿革を見ると、2022年1月に「株式会社リンクアカデミーとディーンモルガン株式会社が統合」と書かれています。公式サイトのお知らせ欄にも「2021.11.26 吸収合併公告」というPDFが今も置かれていました。
同じ会社が運営しているブランドとして、公式サイトのメニューにはパソコンスクール「アビバ」と資格スクール「大栄」が並んでいます。語学専業の会社ではなく、キャリア系のスクールを束ねている会社だと分かります。
ここは評価の分かれる点ではなく、単純に「教室が駅前の商業施設に多い理由」の説明になります。アビバや大栄と同じ拠点網の上に乗っているためです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターのコース構成は大きく4本柱です
ここがこの記事の本題です。公式のコース一覧に並んでいたものを、目的別に整理しました。
| コース | 公式が想定している用途 |
|---|---|
| 日常英会話(General English) | プライベートや海外旅行を充実させる日常英会話/旅行英会話 |
| 同(留学・海外生活向け) | 留学や海外生活に備える海外留学/海外生活/ワーキングホリデー |
| 同(Daytimeコース) | 平日10:30〜17:30開始までのレッスンが対象。新宿校・銀座校・梅田校でのみ利用可 |
| 同(学生向け) | 高校・大学・専門学生が対象。日常英会話/留学/資格対策 |
| 同(ショートコース) | 受講回数8回から始められるトライアル的な枠 |
| ビジネス英会話(Business English) | 仕事/海外出張/プレゼン/交渉/ミーティング 他 |
| TOEIC® L&R Course | 就職・転職などにスコアを集中的に伸ばす資格対策 |
| 発音矯正(Hummingbird) | 日本人のための英語発音矯正プログラム |
注目したいのは、日常英会話の中が用途別に5つに割られている点です。「日常会話」という1つの箱にせず、旅行・留学・平日昼間・学生・お試しで別のコースになっています。
この割り方は、レッスン数と通学期間の組み合わせを変えるための区分だと読めます。公式の注記にも「受講回数が同じでも、通い方(通学ペース)により通学期間目安、受講料は異なります」と書かれていました。
このほかに、メニューには会員制語学スクール「プレミアムクラブ」と「企業向け研修」が別枠で並んでいます。個人向けの通常コースとは別系統のサービスです。
コース選びで最初に決めるのは、英会話(General/Business/TOEIC)に行くのか、発音矯正のハミングバードに行くのかです。公式は「同じ教室で並行して学習することができます」とも書いているので、併走も選べます。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターのレッスンは1回50分のマンツーマンです
レッスンの形式は、すべてのコースで共通していました。1コマ50分、マンツーマンです。グループレッスンの記載はありません。
公式が無料体験のページで示している「マンツーマンレッスンの流れ」は3段階です。
- ①自己紹介
- ②テキストに沿った会話
- ③カスタマイズレッスン(希望に応じたレッスン内容)
テキストについては「実際にレッスンを担当する熟練の講師陣達がテキストを作成」と書かれていて、市販教材ではなくオリジナルの位置づけです。
講師については、トップページに「採用倍率20倍の精鋭講師陣」という表記がありました。また「日本人学習者の特性を熟知・日本語が話せる講師が多数」とも書かれています。
英語コーチとして見ると、この「日本語が話せる講師が多数」という条件が、このスクールの性格を決めている部分です。レッスン中に日本語を一切使わない方針のスクールとは、初心者の入り口の作り方が違います。
公式も「わからない箇所を日本語でサポートするから安心」と明記しています。完全に英語だけの環境に置かれたい人には、この点は合いません。
品質面の記載としては「受講満足度98.8%」という数字と、「万が一ご満足いただけなかった場合は無償で再受講も可能です」というレッスン保証が挙げられていました。この98.8%が何をどう調べた数字なのかについては、調査の方法や時期の記載を見つけられませんでした。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの「レッスンノート」と自動録音の中身
ここがこのスクールのいちばん特徴的な部分です。レッスン中、受講生はノートを取りません。
公式の記載はこうです。「毎回のレッスン内容は会話の書き起こし・新出単語とその意味など“あなた専用”の『レッスンノート』と自動録音データで、講師が記録してくれるから、レッスン中は100%会話に集中できます!」
学習スタイルのページには、もう少し細かい説明がありました。「ロゼッタストーン・ラーニングセンターではレッスン内容はすべて講師がメモ、生徒さんはノートを取る必要が無く、レッスンに集中できます。また、レッスンはすべて録音しているため、何度でも復習が可能です」。
これらにアクセスする場所が「パワーレビューシステム」と呼ばれる受講生用の画面で、公式によると「次回レッスン予約状況」「レッスンノート記録」「前回のレッスン録音内容」「お知らせ」にアクセスできます。
ただし但し書きが2つ付いています。「※一部利用できないスクールがございます」「※レッスン録音システムは付帯サービスです」という注記です。
付帯サービスという書き方は、契約の中身を保証する主たる役務ではない、という意味に読めます。録音が目当てで決めるなら、通う予定の教室で使えるかどうかを体験時に必ず確認してください。
なお、無料体験のページには「『講師によるノート記録』は印刷してお持ち帰りもできます」という記載もありました。体験の段階で、この仕組みの現物を1回見られるということです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターのAI学習システム「Views」が予習と復習をつなぐ
記録したものを何に使うのか。その答えが、独自のAI学習システム「Views」です。
公式の説明は次のとおりです。「独自のAI学習システム『Views』はテキストはもちろん、毎回のレッスンで作成される『レッスンノート』に完全リンクした、あなたに最適なオリジナル生成問題で、予習・復習ができます!」
その狙いについても書かれていて、「だから、予習で覚えた単語・文法をレッスンですぐ使えて、レッスンで生まれたニガテをピンポイントで復習できます!」とされています。
公式はこれを「“業界初”のテキスト&レッスン準拠のAI生成学習システム」と表現しています。業界初という表記の根拠になる調査元の記載は、ページ内には見当たりませんでした。
もう1つ、自主学習の教材として別のものも挙げられています。学習スタイルのページには「自主学習用に採用された、世界500万人のユーザーを誇る、ロゼッタストーンのeラーニングとレッスン内容がリンクしているから、効率よく復習ができ、学習の定着も加速します」と書かれていました。
つまり自習の道具は2系統あります。レッスンノート由来のAI生成問題(Views)と、ロゼッタストーンのeラーニングです。スクール名の「ロゼッタストーン」は、この教材の名前から来ています。
英語コーチの立場から言うと、この設計で効いてくるのは「自分の口から出た表現が、そのまま翌日の問題になる」という点です。市販の単語帳より定着しやすいのは、自分の文脈が付いているからです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの学習の進め方|面談とテストの置き方
レッスンと自習の外側に、進み具合を確認する枠が用意されています。ここも公式の記載を順番に並べます。
- ①コミットメント面談=レッスン開始前に目標を設定する
- ②モチベーション診断=陥りやすい「挫折ポイント」の傾向を把握する
- ③マイルストーン面談=レッスン開始後に定期実施し、学習の進捗と挫折傾向を確認する
- ④フィードバックレッスンとレポート=約10レッスンごと、各レベルで合計3回
- ⑤レベルアップテスト=学習計画を再確認し、テスト合格と目標達成まで導く
④について公式は「定量的な学習進捗と、現在地に合わせた具体的な学習方法がわかり、自分ではなかなか感じづらい成長実感をもって学習できます」と説明しています。
この一連の枠を回す担当が、専門カウンセラー(キャリアナビゲーター)です。公式の説明では「レッスンのスケジューリングや、予習・復習のタイミングなどを、ご状況に合わせて適切にプランニングします」とされています。
公式が「挫折させない」という言葉をキーワードとして繰り返しているのも、この部分に対応しています。学習スタイルのページの見出しは「上達への近道が計算された、挫折させないラーニングメソッド誕生!」でした。
レッスンを売るだけでなく、来なくなる前に止める仕組みを置いている。これは英会話教室というより、コーチング型のスクールに近い発想です。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターが採用する「コミュニカティブ・アプローチ」とは
レッスンの中身を決めているのは教授法です。公式は「コミュニカティブ・アプローチ(Communicative Approach)」を採用していると明記しています。
公式の説明を、そのまま引きます。「実際の場面に即したコミュニケーション力を伸ばすことに重点を置き、『自分がもし〇〇だったら』という、実際の日常の場面を設定したロールプレイ型の練習を多く用いる手法です」。
続けて、レッスンの組み立て方についてもこう書かれています。「レッスンの冒頭から単語や文法、またそれらの使い方を学ぶのではなく、実際のリアルな日常の場面を想定し、講師が会話をリードします」。
さらに「一つの表現の反復練習ではなく、同じ意味を成すあらゆる表現を学びます」とあり、例として「仕事でのディベートや電話対応、予約の取り方」が挙げられていました。
この手法は、言語教育の分野では確立されたものです。文法項目を順番に積み上げる方式に対して、使う場面から入る方式だと考えてください。
向き不向きははっきりしています。使う場面が具体的に決まっている人ほど噛み合い、まず文法を体系立てて整理したい人には遠回りに感じられます。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの対象者|約77%が初級から始めています
「英語が全く話せないのに行っていいのか」という不安に対して、公式は数字で答えを置いていました。
記載は「ロゼッタストーン・ラーニングセンター受講生の約77%が受講開始時は初級レベルです」です。トップページにも「77%が初級レベルスタート」という表示が置かれています。
講師側の条件も書かれていて、「日本人学習者の特性を理解し、英会話教授経験のある講師のみを採用しているので、初心者の方でもリラックスしてレッスンに臨めるようナビゲートします」となっています。
| 対象 | 公式サイトで用意されている枠 |
|---|---|
| 初級から始める社会人 | 日常英会話(General English)/ショートコース |
| 仕事で英語を使う人 | ビジネス英会話(Business English) |
| スコアが要る人 | TOEIC® L&R Course |
| 高校・大学・専門学生 | 学生向けコース(学生証の提示で学生割引) |
| 平日の昼に動ける人 | Daytimeコース(新宿校・銀座校・梅田校のみ) |
| 発音を直したい人 | ハミングバード(英語発音矯正) |
| 企業の研修担当 | 企業向け研修(法人研修サービス) |
体験時のレベル診断についても記載があります。「体験レッスンでスキルレベルを診断、いきなり英語で話すことが不安な方も、アナタに最適なプランでスタートできる」という説明です。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの発音矯正「ハミングバード」は何をするのか
4本柱の中で、いちばん性格が違うのがこのハミングバードです。英会話ではなく、口の動かし方そのものを直すプログラムでした。
公式の説明は具体的です。「ハミングバードは英語の中で最もよく使われる32個の母音・子音を8 Positionsと呼ばれる8つの口の形・舌の位置の組み合わせで表現しようという画期的なメソッドです」。
一般的な発音スクールとの違いについても、公式が対比の形で書いていました。外国人講師が実演して繰り返す方式に対して、ハミングバードでは講師が口の形や舌の位置の作り方を言葉で説明しながら指導する、という整理です。
公式のページには、実際の講師のコメントも載っています。「ハミングバードの8つの口と舌の動きをマスターすればあなたもカタカナ英語にSAYONARA出来ます!」(Usui Hidehiro氏)というものです。
公式サイトには、学習期間9か月・1年半・4年の受講生について、受講前と受講後の音声を聴き比べられるサンプルが置かれていました。発音の変化を耳で確かめてから判断できるようになっています。
英語コーチとして補足すると、発音を「感覚」ではなく「口の形と舌の位置」という物理で扱うのは、大人の学習者には理にかなった方法です。子どもと違って、耳だけで真似るのが難しくなっているからです。
公式は英会話コースとの併走についても「同じ教室で並行して学習することができます」と書いています。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターは対面とオンラインのどちらで受けるのか
申し込む前に、いちばん誤解しやすい条件がここです。教室はたくさんありますが、対面レッスンができる校舎は限られています。
公式の注記をそのまま引きます。「※対面でのレッスンは新宿・銀座・池袋・梅田の4本校にて行っております。その他の校舎、クラウドスクールでは、オンラインで同様のクオリティのレッスンを受講をしていただけます。」
つまり本校以外の校舎は、教室に行ってオンラインでレッスンを受ける形になります。この点を知らずに「近所に校舎があるから対面で通える」と考えると、入ってから話が違うことになります。
公式サイトのスクール一覧を2026年9月11日に数えたところ、校舎は45校が並んでいました。地域別の内訳は次のとおりです。
| 地域 | 校舎数 | 主な校舎 |
|---|---|---|
| 北海道&東北 | 2校 | 札幌大通校、仙台駅前校 |
| 関東 | 20校 | 新宿本校、銀座本校、池袋本校、渋谷校、横浜校ほか |
| 中部&東海 | 4校 | 静岡モディ校、金山校、名古屋駅前校、マーサ21校 |
| 関西 | 8校 | 梅田本校、なんば校、京橋校、三ノ宮校、京都駅前校ほか |
| 中国&四国 | 6校 | 広島大手町校、岡山駅前校、松山校、高知校、徳島校ほか |
| 九州&沖縄 | 5校 | 天神校、小倉校、久留米校、熊本校、沖縄校 |
これとは別に、全国どこからでも受けられる「CloudSchool(クラウドスクール)」という完全オンラインの枠が用意されています。海外在住者向けの窓口も一覧に並んでいました。
教室に行く意味は「家では集中できない人が、行けば必ず50分話す状況に自分を置ける」ことです。それ以外の目的なら、CloudSchoolで十分だと考えていいはずです。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの無料体験レッスンは約90〜120分です
中身を自分で確かめる方法は1つです。公式の無料体験ページには、所要時間と流れがはっきり書かれていました。
表記は「英会話の無料体験の流れ(約90〜120分*)」で、注として「*お客様のご相談内容により無料体験の所要時間は異なります」と添えられています。
- ①ヒアリング
- ②体験レッスン(本レッスンと同じマンツーマン)
- ③レッスンノート・録音(オンラインのマイページで体験できる)
- ④フィードバック(講師が現在のスキルレベルを診断)
- ⑤モチベーション診断(希望者のみ・予約時に伝える)
- ⑥学習プラン提案(通学ペース・通学期間の相談)
⑤のモチベーション診断が「希望の方のみ。ご予約時にお伝えください」という条件付きである点は、見落としやすいところです。受けたいなら予約の時点で言っておく必要があります。
問い合わせ先は電話0120-335-526で、受付時間は平日9:00〜21:00、土日祝9:00〜17:00と表示されていました。Webからは「無料体験予約」と「資料請求」の2つの入口があり、どちらも「2分で完了」と案内されています。
ハミングバードの側には「無料で発音診断を受ける」という別の入口も用意されています。発音だけ見てもらいたい場合は、こちらから入ることになります。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの費用について、前提として1つだけ
この記事はコースと学習の中身を扱うものなので、金額の一覧はここでは扱いません。ただし1つだけ、前提として知っておくべき条件があります。
公式のコース一覧に載っているレッスン料金サンプルには、すべてに同じ注記が付いていました。「別途、入学金33,000円(税込)および教材費が必要となります」というものです。
つまり画面に出ているレッスン料金サンプルの金額は、支払う総額ではありません。入学金と教材費を足した数字が、実際に動くお金になります。
教材費については、金額の記載を公式サイト内に見つけられませんでした。コース・レベルによって変わるものだと思われますが、公式が示している数字ではないので断定はしません。
もう1つ、金額を見るときの注意があります。レッスン料金サンプルの金額は、トップページと各校舎のページで一致していない箇所がありました。見るべきなのは、自分が通う校舎のページの数字です。
また、レッスン料金サンプルの金額そのものには、税込か税別かの表記が付いていませんでした。「(税込)」と明記されているのは入学金33,000円のほうだけです。
料金の組み立て方とコース別の目安については、別の記事で扱います。ここでは「レッスン料金のほかに入学金と教材費がある」「金額は校舎のページで確かめる」の2点だけ押さえてください。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの公式サイトに掲載されている受講生レビュー
公式サイトのトップページには、受講生レビューが実名または表示名つきで並んでいました。会社が選んで載せているものである前提で読んでください。
サービスの中身を確かめるうえで参考になったものを、いくつかそのまま引きます。
- 「色んな国籍の方と英語で話せて楽しいです! レッスンノートも作ってもらえるので会話に集中できます」(津村海翔さん)
- 「実際に授業を受けてから、復習するときに役立つのが講師の方がパソコンで打ってくれるノートを印刷すれば復習も簡単!」(ゴンキキさん)
- 「Zoomを使ったマンツーマンレッスンで、仕切りで区切られた個室のようなスペースで行います」(R Sさん)
- 「ビジネスコースを受講。テキストに沿ってレッスンが進行する。実際の英語での会議や文書作成で場面に応じた適切な表現のストックを得られるので良い」(Leon Spruceさん)
3つ目の「仕切りで区切られた個室のようなスペース」という記述は、対面ではない校舎で受ける形の具体的な姿を表しています。教室に行き、そこからオンラインでつなぐ、という形です。
レビューの中には、講師との相性について触れているものもありました。「先生のファシリテーションが自分に合わず進行方法についてレッスン後の評価システムで改善要求することもある」(Leon Spruceさん)という記述です。
レッスン後に評価を出す仕組みがあること自体は、公式の説明文には見当たりませんでした。ここはレビュー側からしか読み取れない情報です。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターについて、公式に書かれていなかったこと
2026年9月11日時点で、公式サイトの各ページを読んでも埋まらなかった項目を、隠さずに並べます。
- 教材費の金額(「教材費が必要となります」とのみ記載)
- レッスンの予約・キャンセルの期限
- 受講期限(購入したレッスンをいつまでに使い切る必要があるのか)
- 中途解約したときの返金の計算方法
- 講師を指名できるのかどうか
- 「受講満足度98.8%」の調査方法・時期・対象人数
- レベルの段階数(レベルアップテストが何段階あるのか)
- レッスン料金サンプルの金額が税込なのか税別なのか
2つ目と3つ目は、通えるかどうかを左右する条件です。マンツーマンは自分で予約を入れる形なので、キャンセルの期限と受講期限を知らずに契約すると、消化できずに終わる危険があります。
公式サイトによくある質問のページは用意されていませんでした。そのため、これらは体験時に口頭で確認するか、契約書類で確かめることになります。
特定商取引法に基づく表示のページも、2026年9月11日時点では読めませんでした。フッターからのリンクは無効化されていて、該当のURLを直接開いてもトップページへ転送されます。
語学スクールの契約は、特定商取引法の特定継続的役務提供にあたる場合があります。その場合は中途解約と清算のルールが法律で決まっているので、契約書面は必ずその場で読んでください。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターと、英語コーチング型のスクールの違い
ここまで読んで、「面談もテストもあるなら、英語コーチングと何が違うのか」と思った方がいるはずです。この区別は大事なので整理しておきます。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターの中心にあるのは、50分のマンツーマンレッスンです。面談も学習システムも、そのレッスンを続けさせるために周りに置かれています。買っているのは「話す時間」です。
一方、英語コーチング型のスクールの中心にあるのは自習です。何を、どの順番で、1日何分やるかを設計して、それを見る人がつく。レッスンの時間は補助的で、買っているのは「自習の設計」になります。
話す機会が日常にまったく無い人は前者が噛み合い、自習の量は出せるのに順番が分からない人は後者が噛み合います。同じ「英語スクール」でも、買っているものが違います。
コーチング型の代表例としては、90分のトレーニングを人と一緒に使うENGLISH COMPANYや、レッスンを持たずに自習の設計へ絞ったSTRAIL(ストレイル)があります。
どちらが良いという話ではありません。自分が足りないのが「話す量」なのか「やる順番」なのかで、選ぶ側が変わります。
ロゼッタストーン・ラーニングセンターに関するよくある質問
語学ソフトの「ロゼッタストーン」とは同じものですか
別のものです。ロゼッタストーン・ラーニングセンターは株式会社リンクアカデミーが運営するスクールで、公式の説明では、ロゼッタストーンのeラーニングは自主学習用の教材として採用されている位置づけです。
公式サイトはこのeラーニングを「世界500万人のユーザーを誇る」と紹介しています。
レッスンは1回何分ですか
公式のコース一覧の注記はすべて「1レッスン50分」です。形式はマンツーマンで、グループレッスンの記載はありませんでした。
英語が全く話せなくても大丈夫ですか
公式は「受講生の約77%が受講開始時は初級レベルです」と書いています。あわせて「わからない箇所を日本語でサポートするから安心」「日本語が話せる講師が多数」とも明記されています。
レッスン中にノートは取らなくていいのですか
公式の記載は「レッスン内容はすべて講師がメモ、生徒さんはノートを取る必要が無く、レッスンに集中できます」です。ただし「一部利用できないスクールがございます」という注記が付いています。
オンラインだけで受講できますか
できます。全国どこからでも受けられる「CloudSchool(クラウドスクール)」という枠が用意されていて、海外在住者向けの窓口も一覧に並んでいました。
発音矯正だけを受けることはできますか
発音矯正「ハミングバード」は独立したコースとして用意されていて、「無料で発音診断を受ける」という専用の入口も置かれています。英会話コースとの併走についても、公式は「同じ教室で並行して学習することができます」と書いています。
まとめ|ロゼッタストーン・ラーニングセンターとは何をするサービスか
ロゼッタストーン・ラーニングセンターをひとことでまとめると、「1回50分のマンツーマン英会話を、記録とAI復習と面談で挟み込んだサービス」です。
レッスンそのものより、その前後をどう設計しているかに力が入っているスクールだと言えます。
| 確認したい点 | 公式の記載からの結論 |
|---|---|
| レッスン形式 | 1コマ50分のマンツーマン。グループの記載なし |
| コース | 日常英会話・ビジネス英会話・TOEIC® L&R・発音矯正(ハミングバード)の4本柱 |
| 教え方 | コミュニカティブ・アプローチ。場面を設定したロールプレイ型 |
| 記録 | レッスンノート(講師が記録)と自動録音。ただし一部スクールは利用不可・付帯サービス |
| 復習 | AI学習システム「Views」+ロゼッタストーンのeラーニング |
| 進捗管理 | コミットメント面談・モチベーション診断・マイルストーン面談・フィードバックレッスン(約10レッスンごと) |
| 受講場所 | 対面は新宿・銀座・池袋・梅田の4本校のみ。他はオンライン/CloudSchool |
| 初心者 | 受講生の約77%が受講開始時は初級レベル。日本語サポートあり |
| 体験 | 無料体験は約90〜120分。モチベーション診断は予約時に希望を伝える |
迷っている時間は、そのまま英語を話さない時間です。対面かオンラインか、記録の仕組みが自分に合うかは、約90分の無料体験で1回確かめてしまうほうが早く終わります。
申し込みはロゼッタストーン・ラーニングセンターの無料体験レッスンのページ、または電話(0120-335-526)からできます。
本記事の情報は2026年9月11日時点で、ロゼッタストーン・ラーニングセンターの公式サイト(トップページ、学習スタイル、無料体験レッスン、ハミングバード、法人研修)および運営会社である株式会社リンクアカデミーの会社概要を確認して作成しました。
コース内容や条件は改定されることがあるため、申し込み前に公式ページをご自身でご確認ください。
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