TOEIC 700点を目標に決めたものの、今の自分から何点足りないのか、その差をどこで埋めるのかが決まらないまま参考書だけが増えていく方は多いです。
英語コーチとして毎日スコアの相談を受けていますが、700点の手前で足踏みする方の多くは、勉強量ではなく「どちらのセクションで点を取りにいくか」の設計でつまずいています。
そこでこの記事では、IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公式サイトに出している公開テストの平均スコアとスコア分布を2026年9月9日に読み、700点までの距離を数字で測ってから学習手順を組み立てました。
使った公式データは、TOEIC L&R公開テストの平均スコア・スコア分布一覧と、TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表の2つです。
あわせて、TOEIC対策コースを持つ英語コーチング各社の公式ページも確認しています。ただし私が実際に受けたのはENGLISH COMPANYの90分の無料体験とSTRAILの60分の無料カウンセリングだけで、それ以外のサービスは受講していません。ですので受講した感想は1行も書かず、公式に書かれている条件と数字だけを扱います。
公式に載っていなかった項目は、それらしい数字で埋めずに「公式ページには記載がありませんでした」とそのまま書きます。
【結論】TOEIC 700点は「695以上の区分」で、直近の公開テストでは上位30.0%でした
結論から書きます。IIBCが公開しているスコア分布で700点が入るのは695からの区分で、その区分より上に届いた人は受験者14,415人のうち4,320人、割合にして上位30.0%でした。
この数字は、2026年7月12日(午後)実施の公開テストのスコア分布から取りました。
スコア分布の表では、695の区分に1,255人、745の区分に1,044人、795の区分に837人、845の区分に588人、895の区分に596人が入っています。この5つを足すと4,320人になります。
14,415人に対する4,320人ですので、私が計算すると29.97%、およそ上位30%です。695の区分のPercentile Rankが70.0と公表されているので、100から引いた数字とも一致します。
| スコア区分 | 人数 | Percentile Rank(%) | その区分以上に入る割合(筆者計算) |
|---|---|---|---|
| 795 | 837人 | 86.0 | 14.0% |
| 745 | 1,044人 | 78.7 | 21.3% |
| 695 | 1,255人 | 70.0 | 30.0% |
| 645 | 1,398人 | 60.3 | 39.7% |
| 595 | 1,539人 | 49.7 | 50.3% |
| 545 | 1,534人 | 39.0 | 61.0% |
| 495 | 1,455人 | 28.9 | 71.1% |
出典はIIBC公式の公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧で、2026年9月9日に確認しました。
表のPercentile Rankについて、公式ページは「取得したスコアに満たない受験者が全体でどの位を占めているかをパーセンテージで示しています」と説明しています。
つまり695の区分の70.0という数字は、695点に届かなかった人が全体の70.0%、という意味です。残りの30.0%が695点以上になります。
公式ページには「各試験回間の平均スコア・スコア分布に差異があるのは、各回の受験集団が異なることが主な理由です」という注記も添えられています。回ごとに割合は動きます。
TOEIC 700点は、公式の平均スコア598.1点から101.9点上の位置にあります
目標までの距離を測らないまま勉強を始めると、必要な期間の見積りができません。まず平均との差を出します。
同じ回の公式データによると、平均スコアはリスニングが331.8、リーディングが266.3、トータルが598.1でした。
標準偏差はリスニングが82.0、リーディングが92.5、トータルが166.8です。
700点と平均598.1点の差は、私の計算で101.9点になります。
| 項目 | リスニング | リーディング | トータル |
|---|---|---|---|
| 最高スコア | 495 | 495 | 990 |
| 最低スコア | 5 | 5 | 10 |
| 平均スコア | 331.8 | 266.3 | 598.1 |
| 標準偏差 | 82.0 | 92.5 | 166.8 |
トータルの標準偏差166.8で割ると、およそ0.61標準偏差ぶん上、という位置づけになります。
800点が平均から1.21標準偏差ぶん上だったのに対して、700点は0.61標準偏差ぶん上です。距離で言えばちょうど半分の位置にあります。
公式ページには、標準偏差について「平均スコア+標準偏差」から「平均スコア-標準偏差」の間に全受験者の68%が含まれる、という説明も添えられていました。
平均598.1に標準偏差166.8を足すと764.9です。700点はこの範囲の内側にあり、統計的には「多数派の上のほう」に位置していることになります。
TOEIC 700点までの距離は、公式のスコア分布で「段差の数」に置き換えられます
同じ「700点を目指す」でも、今が650点の方と500点の方では話がまったく違います。ここを混ぜないために段差を数えます。
公式のスコア分布は50点刻みの区分で並んでいます。ですので、いま自分が入っている区分から695の区分まで、いくつ区分をまたぐかを数えるだけで距離が出ます。
- 現在645点の方は645→695で、段差は1つ(50点)です
- 現在595点の方は595→645→695で、段差は2つ(100点)です
- 現在545点の方は段差3つ(150点)、495点の方は段差4つ(200点)になります
- 現在445点の方は段差5つで、250点ぶんの距離があります
段差1つの方と段差5つの方を、同じ教材と同じ期間で扱うのは無理があります。まずここを分けるだけで、選ぶコースも変わります。
もう1つ数字で見ておきたいのが、段差1つぶんに何人いるかです。645の区分には1,398人、595の区分には1,539人が入っています。
595点から695点へ上がるということは、この2つの区分に入っている2,937人を追い抜くことに相当します。受験者14,415人の20.3%にあたる人数です。
「あと100点」という言い方より、こちらのほうが必要な労力の実感に近いはずです。
TOEIC 700点の内訳は、リスニングを厚めに取るほうが数字の上では近道です
700点をどう分けて取るかを先に決めておくと、日々の学習の配分が自動的に決まります。
単純な均等割りなら、リスニング350点とリーディング350点で700点です。
ところが公式のセクション別分布を見ると、同じ350点でも到達している人数がまったく違います。
リスニングの345の区分のPercentile Rankは55.2で、345点以上は上位44.8%です。リーディングの345の区分は77.0で、345点以上は上位23.0%でした。
| スコアの水準 | リスニングでその水準以上の割合(筆者計算) | リーディングでその水準以上の割合(筆者計算) |
|---|---|---|
| 420以上 | 17.2% | 5.8% |
| 395以上 | 25.5% | 9.8% |
| 370以上 | 34.1% | 16.1% |
| 345以上 | 44.8% | 23.0% |
| 320以上 | 58.3% | 30.1% |
| 295以上 | 68.5% | 38.8% |
| 270以上 | 75.6% | 47.5% |
この表は、公式のセクション別スコア分布のPercentile Rankを100から引いて私が計算したものです。
リスニング400点・リーディング300点で700点という形なら、リスニングは上位25.5%の水準、リーディングは上位38.8%の水準で済みます。均等割りよりリーディング側の要求が明らかに下がります。
| 内訳の例 | リスニング | リーディング | 平均からの差(L/R・筆者計算) |
|---|---|---|---|
| 均等割り | 350点 | 350点 | +18.2/+83.7 |
| リスニング厚め | 400点 | 300点 | +68.2/+33.7 |
| リーディング厚め | 300点 | 400点 | -31.8/+133.7 |
リーディング厚めの形は、平均から133.7点も上げる必要があり、公式の分布から見ても最も遠い道になります。
本番のスコアは自分で選べませんが、どちらを主戦場にして練習を積むかは選べます。私が現場で薦めるのはリスニング厚めの設計です。
TOEIC 700点までの学習手順①|現在地を公式の分布表の上に置く
最初にやるのは、直近のスコアを公式の分布表の上に置いて、段差の数と内訳の偏りを同時に確認することです。
見るのはトータルだけではありません。リスニングとリーディングのどちらが平均から遠いかを、必ず一緒に見ます。
たとえば同じ600点でも、リスニング350点・リーディング250点の方と、リスニング280点・リーディング320点の方では、次にやることが逆になります。
前者はリーディングが平均266.3を下回っているので、まず語彙と文法を戻す局面です。後者はリスニングが平均331.8から51.8点も低いので、音の処理を先に立て直す局面になります。
この判断を、感覚ではなく公式の平均スコアという1本の線でやるのが、この手順の目的です。
STRAILの公式ページには受講生の声として、TOEIC 615点から810点になった方の事例が掲載されていました。これは個人の結果であり、同じ結果を約束するものではありませんが、段差2つを越えて700点台を通過した例として参考になります。
TOEIC 700点までの学習手順②|リスニングを先に400点へ寄せる
内訳をリスニング厚めに決めたなら、順番も決まります。リスニングを先に400点前後まで持っていきます。
公式の分布では、リスニング395点以上は上位25.5%、370点以上は上位34.1%、345点以上は上位44.8%でした。
リーディングの同じ水準がそれぞれ9.8%、16.1%、23.0%ですので、人数の面ではリスニングのほうが到達しやすい位置にあります。
リスニングを上げる具体的なトレーニングとして各社が公式に挙げているのがシャドーイングです。
プログリットのTOEIC L&R TESTコースの公式ページには「効率的なスコアアップのテクニックだけに留まらず、語彙力・文法知識・リスニング力・速読力などの本質的な英語力を養います」と書かれていました。
リスニングを400点前後まで先に寄せておけば、リーディングは平均266.3から33.7点上げるだけで700点に届きます。これが私の薦める順番です。
一方で、リスニングだけを上げ続けても495点で頭打ちになります。400を超えたあたりからは、配分をリーディングへ移すことになります。
TOEIC 700点までの学習手順③|リーディングの詰まりを3つに切り分ける
次にやるのは、リーディングが伸びない理由を1つに絞ることです。ここを絞らないまま問題集を解いても、時間だけが減っていきます。
リーディングが伸びない理由は、大きく語彙・文法・処理速度の3つに分かれます。
STRAILのTOEIC L&R TESTコースの公式ページには、この考え方が明記されています。「例えば『リスニングが苦手』とひとくちに言ってもその原因はさまざま。その症状を引き起こしている根本の原因までしっかり分析したうえで最適な解決策をご提案します」という一文です。
同じページには「目標スコアに必要な語彙や文法を効率よく学習しながら、TOEIC完全対応のオリジナル教材で、スピーディーかつ正確なリーディング・リスニング力を向上させます」とも書かれています。
| 症状 | 疑うべき原因 | 先に手を付けるところ |
|---|---|---|
| Part 7が最後まで終わらない | 処理速度 | 返り読みを止める練習 |
| 選択肢が毎回2つに絞れて外す | 語彙 | 単語の語義の精度 |
| Part 5で時間を使いすぎる | 文法 | 品詞と語形の判別 |
| 読めるが内容が残らない | 処理速度 | 意味のまとまりで区切る練習 |
この表の切り分けは私の現場での見立てで、公式ページに掲載されている分類ではありません。判断の入口としてお使いください。
700点の段階では、3つを同時に潰そうとすると、どれも中途半端になります。1つ選んで、そこだけを2〜3週間続けるほうが動きます。
TOEIC 700点に必要な学習時間は、IIBCの公式ページには記載がありませんでした
ここは正直に書きます。「700点に何時間必要か」という数字は、IIBCの公式データ・資料のページを見ても掲載されていませんでした。
IIBCが公式に出しているのは、平均スコア、スコア分布、受験者数、CEFRとの対照表、TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表などです。
公式データ・資料の一覧をひととおり開きましたが、目標スコア別の必要学習時間という資料はその中にありませんでした。
ネット上には「◯点上げるには◯時間」という表がよく出回りますが、その出典がIIBCの公式ページであることは、今回の確認では見つけられませんでした。
ですので、この記事では必要学習時間の数字を作りません。代わりに、英語コーチング各社が公式に掲げている1日の学習時間から、逆算できる範囲だけを次の章で示します。
TOEIC 700点を狙うときの1日の学習時間を、各社の公式表記から見積もります
1日にどれだけ英語に使うかは、公式ページに数字を書いている会社があります。ここははっきり分かれていました。
STRAILの公式サイトのトップページには、特長の2番目として「自主学習は1日たったの1.5時間」「効率重視の学習だからできる」と書かれています。
プログリットの公式ページには「3時間の学習を毎日実施。忙しい日々の中で学習時間を最大化するために、生活習慣から見直し、学習スケジュールを作成します」と書かれていました。
| 会社 | 1日の学習時間の公式表記 | 受講期間 | 3ヶ月換算の総時間(筆者計算) |
|---|---|---|---|
| STRAIL | 自主学習は1日たったの1.5時間 | 3ヶ月/6ヶ月 | 約135時間 |
| プログリット | 3時間の学習を毎日実施 | 2・3・6・12ヶ月 | 約270時間 |
| ENGLISH COMPANY | コース一覧ページに1日の学習時間の記載なし | 3ヶ月/6ヶ月 | ― |
3ヶ月換算の数字は、1日の時間に90日を掛けて私が出したものです。公式ページに載っている数字ではありませんので、目安としてお読みください。
もう1つ、学習効率について数字を出している例がありました。STRAILの公式サイトには「学習効率 独学比3.8倍」という表示があります。
この3.8倍には注記が付いていて、2016年から2021年5月の受講生データを「A Teacher’s Guide to TOEIC Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success」より算出したデータと比較したもの、と書かれていました。
比較の相手が明記されている点は、数字の読み方として親切です。ただしこれは受講生データの平均であって、個々の到達を示すものではありません。
TOEIC 700点前後を対象レベルとして公式に書いているコースがあります
各社のコースページを見ていて目を引いたのが、700点という帯をそのまま対象レベルに書いているコースがあることです。
ENGLISH COMPANYの中級セミパーソナルコースは、対象レベルの目安を「TOEIC 500〜700点台」と明記していました。受講期間は3ヶ月、トレーニングは週1回(1回90分)、受講料は231,000円(税込)です。
STRAILのよくある質問には、さらに踏み込んだ記載がありました。「STRAILのTOEICコースは、TOEICスコア600点〜800点台の英語中級〜上級者の方を主な対象としています」という一文です。
同じ回答の続きには「中学英語の復習から始めたいという方や、TOEIC600点未満の方には、姉妹サービスのENGLISH COMPANYのパーソナルトレーニングコースまたは初級セミパーソナルコースをご案内しております」とも書かれています。600点が線引きになっているということです。
| 会社 | コース名 | 対象レベル(公式表記) | 期間 | 費用(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ENGLISH COMPANY | 中級セミパーソナルコース | TOEIC 500〜700点台 | 3ヶ月 | 231,000円 |
| ENGLISH COMPANY | 上級セミパーソナルコース | TOEIC 730〜900点程度 | 3ヶ月 | 242,000円 |
| STRAIL | TOEIC L&R TESTコース | TOEIC 600〜800点台が主な対象 | 3ヶ月/6ヶ月 | 入会金55,000円+受講料336,600円 |
| プログリット | TOEIC L&R TESTコース | 全レベルを対象 | 2・3・6・12ヶ月 | 3ヶ月632,500円(入会金55,000円を含む) |
STRAILの料金ページには、90日プランの分割払いシミュレーションとして、入会金・受講料・教材費・発送事務手数料を合わせた合計額418,858円(税込)という数字も掲載されていました。教材費は24,508円(税込)として計算されている、という注記付きです。
出典はENGLISH COMPANY公式のコース一覧ページと、STRAIL公式のTOEIC L&R TESTコースのページで、いずれも2026年9月9日に確認しました。
TOEIC 700点とCEFRの関係は、内訳によってB1とB2に割れます
700点という数字を対外的にどう説明できるかも、公式の対照表で確認しておきます。
IIBCが公開しているCEFRとの対照表は、トータルスコアではなくセクション別のスコアで対応レベルを示しています。
リスニングはC1が490以上、B2が400以上、B1が275以上。リーディングはC1が455以上、B2が385以上、B1が275以上でした。
| CEFRレベル | リスニング(最低スコア) | リーディング(最低スコア) |
|---|---|---|
| C1 | 490 | 455 |
| B2 | 400 | 385 |
| B1 | 275 | 275 |
| A2 | 110 | 115 |
| A1 | 60 | 60 |
この表には「数字はそれぞれのレベルに対応する最低スコアを示しています」という注記が付いています。
前の章で薦めたリスニング400点・リーディング300点の形なら、リスニングはB2、リーディングはB1になります。均等割りの350点・350点だと、どちらもB1です。
同じ700点でも、内訳によって履歴書に書ける説明が変わるということです。リスニングを厚めに取る設計には、この副産物もあります。
対照表の出典としては、ETS(2008)の研究とETS(2021)の資料が公式ページに明記されていました。
TOEIC 700点について、公式ページに書かれていなかったこと
ここまで公式の数字だけで積んできましたが、埋まらなかった項目もはっきりしています。
1つ目は、前の章で書いたとおり、目標スコア別の必要学習時間です。IIBCの公式データ・資料の一覧に該当する資料はありませんでした。
2つ目は、正答数とスコアの換算表です。何問正解で何点になるのかという対応表は、公式ページには掲載されていませんでした。
3つ目は、各社のコースで700点に到達した人の割合です。受講生の声として個別の事例は載っていますが、到達率という形の数字は見当たりませんでした。
| 公式で確認できたこと | 公式では確認できなかったこと |
|---|---|
| 区分別の人数とPercentile Rank | 目標スコア別の必要学習時間 |
| セクション別の平均スコアと標準偏差 | 正答数とスコアの換算表 |
| CEFRとのセクション別対照表 | トータルスコアとCEFRの直接の対応 |
| 各社コースの対象レベルと料金 | 各社の700点到達率 |
| 各社の1日の学習時間の目安 | 1日の時間内訳(語彙に何分など) |
4つ目は、1日の学習時間の内訳です。語彙に何分、シャドーイングに何分といった配分は、どの会社の公式ページにも記載がありませんでした。
この4つが埋まらないと、自分の生活に落とした週次の予定表までは作れません。ここは無料体験や無料カウンセリングで直接聞く項目になります。
1日に出せる時間から、TOEIC 700点までの進め方を決めます
ここまでの数字をまとめると、選ぶ順番は「会社を選ぶ」ではなく「1日に出せる時間を決めてから、そこに収まる設計を選ぶ」になります。
1日1.5時間しか取れないなら、リスニングとリーディングを同時に上げようとせず、どちらかに寄せる設計のほうが噛み合います。
その形を公式に明記しているのがSTRAIL(ストレイル)で、自主学習は1日1.5時間と書かれています。私も60分の無料カウンセリングを受けており、課題を1つに絞る前提の設計だと感じました。
ただし、いまのスコアが600点に届いていないなら話は別です。STRAIL自身が、600点未満の方にはENGLISH COMPANYのコースを案内すると公式に書いています。
その場合はENGLISH COMPANYの無料体験を先に受けてから決めると、比較の軸がはっきりします。こちらは私も実際に90分の無料体験を受けています。
なお、私が実際に受けたのはこの2社だけです。プログリットについては公式ページの記載を紹介しているだけで、受講した感想ではありません。
1日3時間を確保できる生活なら、プログリットのように毎日3時間を前提にした設計も候補に入ります。ただしそれは生活のほうを組み替える話になりますので、そこまでやるかは目標の期限次第です。
無料体験・無料カウンセリングで、TOEIC 700点について確認したいこと
公式ページで埋まらなかった項目は、そのまま無料体験で聞く質問リストになります。
- いまのスコアから700点までの段差は、期間で言うと何ヶ月と見積もられるか
- リスニングとリーディングのどちらを先に上げる設計になるか、その理由は何か
- 1日の学習時間の内訳は、語彙・文法・シャドーイング・問題演習にどう配分されるか
- 途中で伸びが止まったとき、カリキュラムは何を根拠に組み替えられるか
- 使う教材は市販書か自社教材か、教材費は受講料に含まれるか別途か
- 効果測定はどのテストで、何回受けることになるか
STRAILのコンサルティングは週1回60分(アセスメントテスト30分+面談30分)と公式に書かれているので、その時間内にどこまで見てもらえるかも確認しておくとよいです。
同じページには、受講期間中に複数回の効果測定テスト(1回60分から120分)を行い「TOEIC L&R実力模試」を使用する、月1開催のTOEIC L&R IPテストで学習効果を把握する(IPテストは別途受験料がかかる)とも書かれていました。
プログリットのTOEIC L&R TESTコースのページには、TOEIC IPテストをBefore/Afterで2回受験する、毎週の面談とテストで成長を可視化する、と書かれています。
進み具合をどう測るかは、手順そのものより大事な場合があります。測り方が決まっていないと、次に何を変えるべきかが決まらないからです。
費用の面では、STRAILとENGLISH COMPANYには30日間返金保証の制度があり、受講開始日から30日以内に申請すれば初回納入受講料が返金される、と公式に書かれています。条件は公式ページで必ずご確認ください。
TOEIC 700点に関するよくある質問
TOEIC 700点は上位何%ですか
2026年7月12日(午後)実施の公開テストのスコア分布では、695の区分のPercentile Rankが70.0でした。695点以上は上位30.0%にあたります。受験者数は14,415人です。回によって受験集団が異なるため、この割合は毎回変わります。
TOEIC 700点を取るのに必要な学習時間はどれくらいですか
IIBCの公式データ・資料のページには、目標スコア別の必要学習時間の記載がありませんでした。この記事では数字を作らず、各社が公式に掲げている1日の学習時間(STRAILは自主学習1日1.5時間、プログリットは毎日3時間)を紹介するにとどめています。
TOEIC 700点はリスニングとリーディングで何点ずつ取ればいいですか
合計で700になれば内訳は問われません。ただし公式の分布では同じスコア水準でもリーディングのほうが到達者が少なく、345点以上はリスニングが上位44.8%、リーディングが上位23.0%でした。リスニング400点・リーディング300点のようにリスニングを厚めに取る設計のほうが、数字の上では現実的です。
TOEIC 700点はCEFRのどのレベルですか
IIBCの対照表はトータルスコアではなくセクション別で示されています。リスニングはB2が400以上、B1が275以上、リーディングはB2が385以上、B1が275以上です。ですので700点でも内訳によってB1とB2に分かれます。
TOEIC 700点を目指せるコースはありますか
ENGLISH COMPANYの中級セミパーソナルコースが、対象レベルの目安を「TOEIC 500〜700点台」と公式に書いています。3ヶ月、週1回90分、231,000円(税込)です。STRAILのTOEIC L&R TESTコースは、よくある質問で「TOEICスコア600点〜800点台の英語中級〜上級者の方を主な対象」と書かれていました。
TOEIC 600点未満でも700点向けのコースに入れますか
STRAILのよくある質問には「中学英語の復習から始めたいという方や、TOEIC600点未満の方には、姉妹サービスのENGLISH COMPANYのパーソナルトレーニングコースまたは初級セミパーソナルコースをご案内しております」と書かれています。600点未満の方は、まず別のコースを案内される形です。
まとめ|TOEIC 700点までの学習手順は、段差を数えてから内訳を決めます
TOEIC 700点は、公式のスコア分布では695からの区分に入り、直近の公開テストでは上位30.0%の位置でした。
平均598.1点との差は101.9点、トータルの標準偏差166.8で見るとおよそ0.61標準偏差ぶん上になります。
そして内訳を決めるときの鍵は、同じスコア水準でもリーディングのほうが到達者が少ないという事実です。345点以上はリスニングが上位44.8%、リーディングが上位23.0%でした。
ですので手順としては、現在地を分布表の上に置いて段差を数え、リスニングを先に400点前後まで寄せ、リーディングの詰まりを語彙・文法・処理速度のどれか1つに絞る、という順番になります。
| 手順 | やること | 判断に使う公式データ |
|---|---|---|
| 1 | 現在地を分布表の上に置き、695までの段差を数える | スコア区分別の人数とPercentile Rank |
| 2 | 内訳を決める(例:L400・R300) | セクション別の平均スコアと標準偏差 |
| 3 | リスニングを先に400点前後へ寄せる | リスニングとリーディングの分布の差 |
| 4 | リーディングの詰まりを1つに絞る | CEFRとのセクション別対照表 |
一方で、必要学習時間、正答数とスコアの換算、各社の到達率、1日の時間内訳は、公式ページには記載がありませんでした。ここは推測で埋めず、無料体験で聞く項目として残します。
最新の数字は、IIBC公式の公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧でご確認ください。回ごとに受験集団が異なるため、割合は毎回変わります。
本記事の情報は2026年9月9日時点で、IIBC公式サイトおよびENGLISH COMPANY・STRAIL・プログリットの各公式サイトを直接確認して作成しました。金額はすべて税込表記です。
筆者が無料体験・無料カウンセリングを受けたのはENGLISH COMPANYとSTRAILの2社のみで、プログリットは受講しておらず、本文に受講した感想は含めていません。料金や条件は改定されることがあるため、申し込み前に公式ページと契約書面をご自身でご確認ください。
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