
英語コーチングを始めようと思ったとき、最初に困るのは「何から手をつけるのか」だと思います。
各社のサイトはコースの説明が中心で、申し込みから受講開始までの流れをまとめて書いているところは多くありません。
私は英語を人に教える側にいて、ENGLISH COMPANYとSTRAILの無料体験は自分で受けたことがあります。
この記事では、その流れを頭から順番に並べます。
各社の所要時間や支払い方法などの数字は、すべて2026年9月4日時点で公式ページを直接確認したものです。
【結論】英語コーチングの始め方は4段階で終わる
結論から書きます。
英語コーチングを始める手順は、大きく4つに分かれます。
| 段階 | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 決める | 目的・期間・予算を先に決める | 30分〜1時間(自分で考える時間) |
| 2. 会う | 無料カウンセリングまたは無料体験を受ける | 1社あたり60分(申込手続きを行う場合は90分程度) |
| 3. 契約する | コースを選び、支払い方法を決め、書面を受け取る | 当日〜数日 |
| 4. 始める | 受講開始日から学習を始める | 契約後すぐ〜数週間 |
このうち、あとから取り返しがつきにくいのは1と3です。
2の無料カウンセリングは何社受けても無料なので、そこを削る理由はありません。
以下、1つずつ具体的に見ていきます。
英語コーチングを始める前に決めておく3つのこと
カウンセリングに行く前に、自分の側で決めておくものが3つあります。
ここが空欄のまま行くと、提案された内容をそのまま受け取るしかなくなります。
- 目的:何ができるようになりたいか(TOEICのスコア/会議で発言する/面接に受かる)
- 期間:いつまでに必要か(3ヶ月後の異動/半年後の昇進試験/期限なし)
- 予算:いくらまで出せるか(総額なのか月額なのか)
このうち、いちばん効くのは期間です。
英語コーチングは3ヶ月・6ヶ月・1年でコース設計が変わるので、期間が決まると候補が自然に絞れます。
たとえばトライズは公式ページで、話せるようになるまでの受講期間の目安を初級12ヶ月・中級6〜12ヶ月・上級3〜6ヶ月とし、プレゼンや会議の対策は3ヶ月、TOEIC対策は2ヶ月、IELTS・TOEFL対策は3ヶ月と示しています。
詳しくはトライズの料金ページに載っています。
目的の書き方にもコツがあります。
「英語を話せるようになりたい」ではなく、「毎週の英語会議で自分から2回発言する」まで具体化してください。
この粒度で言えると、カウンセリングでの提案が変わります。
英語コーチングは学習設計を売っているサービスなので、材料が細かいほど設計が具体的になります。
英語コーチングの無料カウンセリングを予約する
候補が絞れたら予約します。
各社の予約方法と所要時間を、公式ページで確認できた範囲で並べます。
| サービス | 名称と所要時間 | 予約方法 | 確認したページ |
|---|---|---|---|
| PROGRIT | 無料カウンセリング。所要時間は60分(申込手続きを行う場合は90分程度かかる場合があると記載) | Webフォーム。電話は0120-546-837(10:00〜18:00) | 無料カウンセリング |
| STRAIL | 60分の無料体験。最短当日と記載 | Webフォーム(入力1分と記載)。電話は03-6261-7083(平日10-21時/土日祝10-19時) | 無料体験 |
| トライズ | 無料カウンセリング。60分ほど(申込手続きを行う際は90分ほど) | Webフォーム | 無料カウンセリング |
| ENGLISH COMPANY | 無料体験・無料相談 | Webフォーム | コース一覧 |
| Bizmates Coaching | 店舗を持たないオンライン完結型で、無料カウンセリングの人件費が発生していないと記載 | Web | コーチング |
予約のときに見落としやすいのが、受付時間の条件です。
PROGRITの予約フォームには、10:00〜と12:00〜の枠は土日のみ、17:00以降の枠は平日のみ対応可能で、当日の予約は月〜土曜日のみ受け付けるという注記があります。
働きながら通う想定なら、この条件が実際に予約できる時間帯を決めます。
もう1つ。
英語コーチングは通学とオンラインの両方を用意している会社が多く、拠点の場所が選択肢を狭めます。
PROGRITは有楽町・神田秋葉原・池袋・新宿センタービル・渋谷・目黒・品川・横浜・名古屋・阪急梅田・神戸三宮とオンラインを掲げています。
STRAILは東京と大阪に合計4拠点で、受講者の7割がオンラインを選択していると公式ページに書かれています。
英語コーチングの無料カウンセリングで何が行われるか
無料カウンセリングは、名前のとおり相談の場です。
多くの会社で、現在の英語力の確認、目的のヒアリング、学習プランの提案という流れになります。
PROGRITとトライズは、その場で申し込み手続きまで進む場合に所要時間が90分程度に延びると明記しています。
つまり60分は相談だけの時間、残りの30分は契約手続きの時間という設計です。
この構造が分かっていると、当日の判断が楽になります。
「今日は相談だけにします」と最初に言っておけば、60分で終わります。
英語コーチングは金額が大きいので、その場で決めないという選択は普通のことです。
英語コーチングのカウンセリングで必ず聞いておく質問
私が人に相談されたときに、必ず持っていってもらう質問です。
どれも公式サイトだけでは分からない部分です。
- 受講開始日はいつになりますか(契約日と同じですか)
- 私の目的だと、1日どのくらいの学習時間が前提になりますか
- セッションを休んだ場合、振替はできますか。回数の上限はありますか
- 支払い方法は何が選べますか。分割の手数料はかかりますか
- 教育訓練給付金の対象コースはどれですか。修了の条件は何ですか
- 返金保証の期限と、対象になる金額はどこまでですか
- 担当コンサルタントは途中で変わることがありますか
このうち1つ目の「受講開始日」は、あとで効いてきます。
中途解約したときに事業者が請求できる上限は、受講開始の前と後で変わるからです。
根拠は消費者庁の特定継続的役務提供のページにあります。
英語コーチングのコースと料金を並べて比較する
カウンセリングを受けたら、提案されたコースを横に並べます。
公式ページで確認できた条件を、参考として置いておきます。
| サービス | 公式ページで確認できた形式 | 確認したページ |
|---|---|---|
| ENGLISH COMPANY | パーソナルトレーニングコースは90日間・週2回(1回90分)。受講料は税込561,000円〜と記載 | コース一覧 |
| STRAIL | 1日1時間で結果を出す超効率型と記載。ビジネス英語コースとTOEIC L&R コースの2コース | コース・料金 |
| PROGRIT | ビジネス英会話コースとTOEIC L&R TESTコース。3ヶ月・6ヶ月などの期間設定 | コース・料金 |
| トライズ | 1年1,000時間。プライベートレッスン週0〜3回、グループレッスン週0〜1回の選択式 | 料金 |
| Bizmates Coaching | 月額34,650円〜のサブスク型。1ヶ月単位と記載 | コーチング |
| RIZAP ENGLISH | 週2回・1回50分のセッションと記載。料金ページは2026年9月4日時点で表示されず | 公式サイト |
比較するときは、総額だけでなく「1回あたり」と「1ヶ月あたり」に割り直してください。
3ヶ月で50万円と1年で100万円は、月額に直すと逆転します。
そして期間が長いほど、途中で生活が変わる確率も上がります。
なお料金は改定されます。
この記事の数字は2026年9月4日時点で公式ページに出ていたものです。
申し込む前に、必ず各社の公式サイトで最新の金額を確認してください。
英語コーチングの支払い方法を先に確認する
ここは意外と差が出るところです。
公式ページで確認できた内容を並べます。
| サービス | 支払いについての記載 | 確認したページ |
|---|---|---|
| トライズ | 銀行振込による一括払い。一部コースを除き口座振替の月払いも可。クレジットカードは不可と記載 | よくある質問 |
| PROGRIT | オンラインカウンセリングでの受講申込時はカード決済不可と記載 | 無料カウンセリング |
| ENGLISH COMPANY | 分割6回払いまで事務手数料なしと記載 | よくある質問 |
| Bizmates Coaching | 月額制。契約縛りや高額な解約金は一切ないと記載 | コーチング |
クレジットカードが使えるかどうかは、ポイント還元だけの話ではありません。
分割の手数料がどこにかかるかが変わります。
ENGLISH COMPANYのように会社側が6回まで手数料を負担している場合と、カード会社の分割手数料が自己負担になる場合では、総支払額が変わります。
英語コーチングで教育訓練給付金を使うなら契約前にやること
給付金を使う予定があるなら、契約する前に済ませておく手続きがあります。
受講してからでは間に合いません。
- ハローワークで支給要件照会をして、自分が対象かどうかを確認する
- 申し込むコース名が指定講座と一致しているかを確認する
- 修了と認められる条件を各社に確認する
- 修了証明書と領収書が出るかを確認する
一般教育訓練の支給額は受講費用の20%で上限10万円です。
厚生労働省の教育訓練給付制度のページに区分と支給率が示されています。
対象者の考え方はハローワークインターネットサービスに載っています。
注意したいのは、会社単位ではなくコース単位で指定されるという点です。
PROGRITは公式ページで、ビジネス英会話コースは3ヶ月と6ヶ月、TOEIC L&R TESTコースは3ヶ月のみが給付制度の対象と記載しています。
同じ会社でも選ぶコースで結果が変わります。
英語コーチングの契約書面で見るべき項目
契約に進んだら、書面を確認します。
語学教室は特定商取引法の特定継続的役務提供に指定されている役務で、期間が2ヶ月を超え金額が5万円を超える契約では、事業者に概要書面と契約書面の交付義務があります。
クーリング・オフに関する事項は赤枠の中に赤字で記載することとされています。
- 受講開始日がいつと書かれているか
- クーリング・オフの記載が赤枠・赤字であるか
- 中途解約したときの計算方法
- 教材費や関連商品が契約に含まれているか
- 契約金総額(入学金・受講料・教材費を含む)
この5項目は、そのまま「あとで揉めるかどうか」の分かれ目になります。
その場で全部読めなくても、写真を撮って持ち帰れば読めます。
英語コーチングの受講開始日と最初の1週間
受講が始まったら、最初の1週間でやることは決まっています。
学習の型を作ることです。
- 毎日の学習時間を、いつ・どこで確保するかを固定する
- 初回セッションで決めた課題を、初日のうちに1回やってみる
- 学習記録のツール(アプリやシート)の使い方に慣れる
- 分からないことを溜めずに、その週のうちに質問する
英語コーチングは、セッションよりも自習が本体です。
STRAILは公式ページで1日1時間という設計を掲げ、トライズは1年1,000時間という総量を掲げています。
どちらも、日々の自習が回っている前提で組まれた数字です。
英語コーチングでセッションを休むときの扱い
仕事の都合で休むことは起きます。
各社の振替ルールを、公式ページで確認できた範囲で並べます。
| サービス | 振替・欠席の扱い | 確認したページ |
|---|---|---|
| ENGLISH COMPANY | 1回のトレーニングにつき1回の振替が可能。前日22:00までに連絡が必要で、それを過ぎると振替不可と記載。休会制度はないが、パーソナルトレーニングコースは受講期間に加えて振替可能期間が90日間ある。セミパーソナルは欠席回の録画を2週間視聴可 | よくある質問 |
| トライズ | レッスンに参加できなかった場合、受講月数×1回(最大12回)まで振替が可能と記載 | 料金 |
ENGLISH COMPANYの「前日22:00まで」は具体的な締切です。
当日の朝に急な会議が入ったケースは、この締切を過ぎています。
仕事の予定が読みにくい方は、この条件を契約前に確認しておいたほうがよいと思います。
英語コーチングの返金保証の期限を把握しておく
合わなかったときの出口を、始める前に把握しておきます。
公式ページで確認できた内容です。
| サービス | 返金保証の記載 | 確認したページ |
|---|---|---|
| PROGRIT | 30日間全額返金保証(入会金を除く)。30日を超えても日割りで未受講分を返金し、残り日数により最大5万円の解約金と記載 | コース・料金 |
| STRAIL | 受講開始日から30日以内に申請すると初回納入受講料を返金と記載 | よくある質問 |
| ENGLISH COMPANY | 受講開始日から30日以内・初回納入金額・パーソナルトレーニングコースのみと記載 | よくある質問 |
| トライズ | 受講開始から1ヶ月以内の退会は無条件で全額返金と記載 | 料金 |
どれも「受講開始日から」が起点です。
だから受講開始日を書面で確認しておくと、期限が自分で数えられます。
そして返金保証を使って途中でやめると、教育訓練給付金の修了要件は満たしません。
その2つは同時には成り立たない、と理解しておいてください。
英語コーチングの始め方でつまずきやすいところ
相談を受けていて多いのは、次の4つです。
- カウンセリングを1社しか受けずに決めてしまう(比較の材料がない)
- 総額だけを見て、月額と1回あたりに割り直していない
- 給付金を使う前提で予算を組んだが、支給要件照会をしていない
- 受講開始日を確認していないので、返金保証の期限が数えられない
どれも、始める前に10分あれば潰せるものです。
英語コーチングは金額が大きいぶん、始める前の10分の価値が大きくなります。
英語コーチングの始め方に関するよくある質問
英語コーチングの無料カウンセリングは何社受けてよいですか
制限はありません。
各社とも無料と記載しています。
比較の材料を作るために、2〜3社受ける方が多いです。
英語コーチングはオンラインだけでも受けられますか
オンライン受講に対応している会社が多くあります。
STRAILは受講者の7割がオンラインを選択していると公式ページに記載しています。
英語コーチングは初心者でも始められますか
レベル別のコースを用意している会社があります。
自分のレベルで受けられるコースがあるかは、カウンセリングで確認してください。
英語コーチングを始めるのに英語のテストは必要ですか
会社によって、初回に英語力の確認を行う場合があります。
TOEIC L&R のスコアを持っていると話が早いことはあります(IIBC 公式)。
英語コーチングは仕事をしながらでも続けられますか
働きながら受ける前提のコース設計になっている会社が多いです。
ただし自習時間の確保が前提なので、1日に何時間を想定しているかは確認してください。
英語コーチングの契約はその日のうちに決めないといけませんか
いいえ。
持ち帰って検討することができます。
金額が大きいので、書面を読んでから決めて問題ありません。
まとめ|英語コーチングの始め方は「決めてから会う」
この記事の要点です。
- 始め方は「決める→会う→契約する→始める」の4段階
- 会う前に目的・期間・予算の3つを自分で決めておく
- 無料カウンセリングは60分、申込手続きまで進むと90分程度になる会社がある
- 支払い方法とクレジットカードの可否は会社ごとに違う
- 給付金を使うなら、契約前に支給要件照会とコース名の照合を済ませる
- 契約書面では受講開始日と中途解約の計算方法を確認する
- 振替の締切と返金保証の期限は、始まる前に把握しておく
英語コーチングは、コースを選ぶ前の準備で結果が変わるタイプのサービスです。
先に自分の条件を固めてから会いに行ってください。
※各社の料金・所要時間・保証内容は変更される場合があります。
最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください(本記事の情報は2026年9月4日時点のものです)。
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